ご承知のとおり、厚労省の予測データから2025年には、25万人、2040年には57万人の介護労働者が不足する状態が今の日本の大きな課題となっています。これをどうやって乗り切るのか、日本の学校では、将来福祉を目指す学生が減っており、その影響で福祉系介護系の大学、専門学校の進学者が減り、養成校による日本人人材確保はどんどん減っていきます。18歳人口が少ないこともあり、介護労働者の確保は上記の2025年に間に合わないことは確かです。1万人の確保でも大変な中で、57万人を確保しなければならない。では、どうしたら良いのでしょうか?外国人を取り込むことではないでしょうか?
日本が国際化する理由はいくつかありますが、介護労働の視点からみると、予測人材不足データからみても非常に速いスピードで国際化していくことになります。当学会では、2024年11月にベトナムへ訪問し国際学術大会を開催し、この最新情報と実情を研修する企画をしておりますが、水面下では多くの業界がこの問題をビジネスチャンスと捉え動いていることも事実です。
学会は、台湾とスウェーデンと共に3か国で認定する国際ライセンスを創設し、今年はベトナム人がこの資格取得が出るかもしれません。海外情報はあまり興味がない、海外情報なんて知っても、日本とは制度が違うので関係ないと思う方が多いと思いますが、海外の協力なしで、もう日本は成り立たなくなってしまっていることをご存じでしょうか?
外務省、厚生労働省や経済産業省の動向をみながら、私たちがなぜ危機感をもっているか、学会活動に興味を持っていただくことを強く望んでおります。
レセプト管理士は医科歯科調剤介護の4分野の変化に対応する人材です。本資格を取得することで、国際ライセンスの取得が可能になりますので、興味をお持ちでしたら、入会していただき、資格に挑戦していただき、日本のピンチをチャンスに変えていただければ幸甚です。