日本レセプト学会では毎年国際学術大会を開催しています。
今年度の国際学術大会の募集をいたします。
~参加者募集中~ 9/11現在
第6回日本レセプト学会国際学術大会 ベトナム開催
大会テーマ 「外国人ケア人材の国際労働移動の可能性」
◆国際大会テーマ
なぜ日本の医療、福祉事業所、企業がベトナムへ進出が多いのか?日本の人材不足時代における外国人労働への期待と課題を考える。
外国人労働の必要性が高まっています。厚生労働省資料をご覧ください。介護労働者不足が深刻化
現地講師のほか、ベトナムの病院、福祉施設等の見学ツアーを予定しています。
◆研究発表について
一般演題、学生演題の募集をいたします。 希望者へ発表申し込み、要領をお送りしますので、希望者はご連絡をください。
(発表希望者は論文題目、概要をお知らせください。)
※国際医療管理士・国際福祉管理士の資格については学会HPのボタンより確認してください。
開催日 | 令和6年11月13日~17日
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費用 | 渡航込み費用20万円程度 確定次第お知らせいたします。
(成田発着・集合、関空発着・集合) ・金額は人数による変動がございます。 ・現地集合の参加もできます。 |
申込期間 | 令和6年9月30日まで ~申し込み受付中~ ※お支払いは10月以降となります。 |
申込条件 | ・すべてのプログラム参加を前提とした料金となっております。部分的に参加しない場合でも、料金は変わりません。
・申込した方は国際医療管理士、国際福祉管理士の資格希望者は、14日国際学術大会・15日施設見学は、必ず参加すること。 ・施設見学や学術大会の参加には学会員である必要があります。非会員の方は当学会へご入会下さい。 |
申込方法 |
下記よりダウンロードし、ご入力のうえご提出ください。
費用目安は、↑ 旅行申込書をご覧ください。
☆提出先⇒日本レセプト学会事務局(info@jsihc.org) ☆提出方法⇒メール添付でお願い致します。 |
国際学術大会 大会長 小平達夫先生よりご挨拶
みなさま、こんにちは。今回の国際大会長を仰せつかりました当学会理事の小平達夫です。今回の開催地は急遽、ベトナム ハノイ になりました。ベトナムは現在、介護技能実習生、特定技能1号介護士を最も多く送り出している国です。しかしながら、近年の“円安”や他国(台湾、ドイツ、オーストラリア等)からの引き合いが強く、以前ほど日本行きの希望者は多くいないという現状にあります。経済学の視点から見ると、高い収入を期待して国際労働移動する“金銭的インセンティブ”こそがプル要因としていますが、海外の看護師の国際労働移動の研究では、“非金銭的インセンティブ”つまり、成長の機会、キャリア形成、現場での教育、福利厚生がプル要因になっている研究報告もあります。これまでの日本は、“金銭的インセンティブ”で海外より人材を確保することができましたが、“円安日本”ではもうこの先立ち行かなくなります。今後、我々が意識すべきは、“非金銭的インセンティブ”での魅力を如何に高めていくのかが重要になると考えます。
今回の大会テーマは、「医療福祉の国際化―外国人ケア人材の国際労働移動の可能性―」です。現在の日本、この先の日本の介護・医療現場は外国人ケア人材なしでは立ち行かなくなります。経済的優越地位のみで焼き畑農業のように、人材送り出し国を転々と求めるのではなく、来日してくれた外国人ケア人材の“キャリア形成”という視点で育成していくことがますます求められると考えます。
今年より介護技能実習生や特定技能1号介護士の介護福祉士資格の合格者が増え始めています。外国人ケア人材のステージは、“確保”から“育成”に移り、ここ数年で“活躍”というステージが求められると考えます。今回の開催国、ベトナムで「外国人ケア人材の国際労働移動の可能性」についてみなさまと議論を深めたいと考えます。