じほう メディファックスに掲載(ニュース記事) 診療報酬 調剤報酬 介護報酬 研究学会の紹介

本学会について、じほうメディファックスに掲載されました。

以下 記事

 

「レセプト研究の意義を知って」  有識者ら立ち上げの学会、26日に大会
2019年1月9日 14:30

 

日本レセプト学会の大友達也理事長

 

レセプト(医科・歯科診療報酬明細書、調剤報酬明細書、介護給付費明細書)そのものを研究することの重要性を考え、研究の可能性を探っていこうと、診療報酬や介護報酬の専門家、医師、歯科医師、弁護士らが2017年に設立した「日本レセプト学会」(大友達也理事長=安田女子大准教授)が26日、愛知県岡崎市の岡崎女子短大で第1回学術大会を開く。
政府内でも、レセプト情報の活用については盛んに議論されているが、レセプトそのものを研究する動きは乏しい。同学会は、同研究を深化させることで「レセプト論」を構築していくことを最大の目的に設立された。
▽法的視点▽歴史的視点▽経済・経営的視点▽医療費計算の国際的な視点▽教育手法―など、レセプトを多角的に研究することで理論の体系化を目指す。「例えば、なぜこの項目の診療報酬は、この点数に設定されているのか。なぜこのような請求点数になるのか。レセプト情報が公開される時代に医療事務も十分に説明できない。レセプト研究を通じて、分かりやすく説明できるようになれば、設定根拠が透明化され、国民(患者)の理解も得られるようになるだろう」―。大友理事長は、レセプト研究に取り組む重要性を強調する。
第1回学術大会は、レセプト研究の重要性をあらためて考えることに主眼を置く。大友理事長が「レセプト研究の必要性と将来的展望」をテーマに講演するほか、会計学の専門家らを交えながらシンポジウム「レセプトの重要性と研究の必要性、コンプライアンスを考える」などを行う。
大友理事長は「日本ではレセプト研究の専門家が不足しており、レセプトの基礎知識が一般市民レベルまでなかなか広がらないため、コスト意識が高まらない。点数計算の自動化の時代だからこそ、単に計算ができるだけではなく、深いレセプト知識を持ち、医師から信頼され、チームの一員となって業務改善などができる事務職員を育成したい」と意欲を見せる。

じほう メディファックス

https://mf.jiho.jp/article/193501

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