学会について
本学会はレセプトに関する学術研究団体です。医療や福祉等のサービスを料金に換算する点に関して、世界共通の専門用語は存在しません。レセプトという独自な医療福祉専門用語は世界共通用語になる必要性があると考え活動しております。昨今のレセプトデータを用いた研究は国家レベルで、国際的視野で医療費、福祉費の国際比較研究をする時代になり、古い定義が現実とかみ合わなくなっております。本学会では従来のレセプトの古い定義を再定義するために深化すべく研究を行っております。従来のレセプトは診療報酬明細書という意味合いでしたが、帳票といったようなハードウエアとしての意味だけではなく、記載内容としての質的なソフトウエアとしての意味、調剤報酬、介護保険などの古い定義では説明できない分野を加え、定義の幅を拡大させる必要性が生じております。特に調剤報酬請求明細書をレセプトと一般的に用いるケースも増えており、実態に合わせる再定義への取り組みは学術団体である我々の使命であると考えております。
研究は料金化する方法論、その制度だけではなく、社会学的、歴史・文化、経済・経営学的な理論、算定の教育手法、実務的レセプトの管理方法、算定者等の実務的課題、医療事務、秘書職の専門性に関する課題、コンプライアンス、レセプトを活用した経営・医療マーケティング、レセプトデータの活用方法、レセプト研究のあり方など、幅の広い実務研究+理論研究を行う組織となっております。
以上のことから本学会では医科歯科分野、調剤報酬、介護報酬を含めたものとしてレセプトの定義をオリジナルで定め「レセプト管理論」の書籍でまとめております。電子カルテの時代において、レセプトは変化しております。外国人患者に対応した国際的医療制度を背景にした国際的知識、レセプト開示に関連した患者説明における説明力、レセプトデータを用いた応用的科学的研究の時代に入り、より高度な知識が必要となりました。国民においても、コスト意識をより一層意識しなければならない時代に入り、医療費に関連する生涯学習も必要になっております。
本学会は、上記の必要性を鑑み医療福祉分野の研究をレセプトに関連して多角的な視点で考えます。本学会の最大の目的はレセプト研究を深化させることで「レセプト論」「レセプト学」を構築することです。研究分野の幅は、医科、歯科、調剤、介護の4種です。それぞれ独立した分野的特殊性「各論」と、これら4種が絡まる全体像を把握する「総論」が必要となります。
本学会への入会は医療福祉関係者、弁護士、研究者、教育者のほか、本学会の目的に賛同される方であれば誰でも入会できます。
学会代表 大友達也
組織
学会長 | 社会福祉法人旭川荘総合研究所 特別研究員 |
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理事長 | 就実短期大学 教授 | |
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副理事長 | 岡崎女子短期大学 准教授 | |
理事 | (株)H・BRIDGE メディカル部GM 広島診療情報管理勉強会 名誉会長 |
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理事 | 名古屋大学大学院 准教授 | |
理事 | (株)SOTコンサルティング 歯科コンサルタント | |
理事 | グロービス経営大学院大学 教授 | |
理事 | 愛知淑徳大学 教授 | |
理事 | 岐阜協立大学 教授 | |
理事 | 愛知淑徳大学 教授 | |
理事 | 川崎医療福祉大学 准教授 | |
理事 | こうの歯科医院 院長 | |
理事 | 藤田医科大学 准教授 | |
理事 | 神戸医療福祉大学 教授 | |
理事 | 日本福祉大学大学院 実務家教員 | |
理事 | (株)ASK梓診療報酬研究所 代表取締役社長 | |
理事 | 大阪人間科学大学 准教授 | |
理事 | 藤田医科大学 准教授 | |
理事 | 前川・小川法律事務所弁護士 | |
理事 | 社会福祉法人岡山博愛会 事務局長 | |
理事 | 東員病院院長 元藤田保健衛生大学 教授 |
所在地
東京事務局 〒101-0047 東京都千代田区内神田2-5-3 児谷ビル3F ㈱ヘルス・システム研究所
広島事務局 〒730-0037 広島県広島市中区中町2-22 広島畳材ビル中町SEED207 ㈱アイトラスティ
日本本部 〒703-8516 岡山県岡山市中区西川原1丁目6-1 就実短期大学 大友研究室
海外支部 韓国支部、ベトナム支部