更新! 日レセ学会 理事長からの「医療管理士」「レセプト管理士」に関するメッセージをお読みください(試験に関する情報あります)(重要!)

はじめまして、理事長の大友と申します。医療管理士、レセプト管理士という資格は、新しい認定資格であり、診療報酬をはじめとする各種制度等を予測し、経営判断できる重要な情報を熟知、活用、提案できる力をもった専門職です。激変していくこれからの時代、特別な情報を握っている者こそ、強い力を持ちます。レセプト管理士になると、レセプト管理士会からの情報等により、最新の情報を持つことができます。「診療報酬改定DX」がはじまることで、情報のスピードが加速し、変更事案の発生の都度、改定が増えます。改定タイミングがこれまでのような2年、3年といった間隔ではなくなり、毎年改定、あるいは政策変更の都度即改定、あるいは毎月小改定になっていく即応性が求められる改定が常態化する可能性がありますので、常に改定を追いかける対応が求められるようになるでしょう。デジタル庁では、2024年同時改定から段階的に開始、2030年同時改定で「改定DX」完全スタートと考え準備しています。

 

医療管理士は主に経営に関わる院長、医師、歯科医師が取得できる限定資格です。制度と経営の2軸に対して深い理解と戦略的判断、行動ができる力を持つ敏腕経営者を証するものです。試験では、そのための基礎力を問う出題となります。今までは問題なく経営ができたものが、今後は経営が難しく感じる時代です。人口が減り、患者が減り、スタッフ確保も難しくなります。制度はデジタル化で変化スピードは速くなり、対応するだけで精一杯で、利益向上の方法が見えにくくなります。AI,デジタル化は台湾で進んでいますが、日本も同じ方向に進んでいます。これらAI発展国では、レセプトの活用、応用をリアルタイムで用いる制度があり、その活用技術もあります。これからの経営者は変化に対応しながら経営管理する方法が必要と感じる時代が近づいております。医療管理士になれば、Dエグゼクティブクラブに入会できます。このクラブに入る方にのみ特別な経営アドバイス、サポートを用意しております。クラブ制にする理由は、どこでもだれでも得られる情報ではない「特別」を意味します。

レセプト管理士はこれから必要とされる変化対応の専門家といえます。事務系のみならず、医師をはじめとする医療、福祉専門職の方、医療系企業の多くの方が資格を持つことになると思います。この資格が誕生した理由は、これからの激変する医療、福祉の未来が明確にみえており、未来に必要になる重要な職が今存在していないことが明らかだからです。これからの大変革の時代皆様はどう切り抜けていきますか?変化に対応する専門の部署や専門の職員はいらしゃいますでしょうか?ここに関わる専門職が誕生します。レセプト管理士は政策、制度を理解したスペシャリストであり、レセプトを経営のために活用する戦略家です。そのための情報提供、研修を行っています。

 

少し、未来をみてみましょう。私は海外のAIの進んだ病院や技術開発の企業を訪問し、得た情報から、分析したのですが、やはり手作業の仕事はどんどんAIに任せていくことになり減っていき、作業的な仕事をする事務員は減り、逆に管理者や専門家はアメリカや韓国のように逆に多く必要になる時代になります。実はこの業務変化については、AIを活用することで、想像したことのないようなとんでもない新しい業務を生み出しています。その業務こそレセプト管理なのです。未来のシステムにはレセプトをリアルタイムに活用することで、経営分析、コンサル機能が実装されるため、経営判断スピードが異常に早くなります。イメージがわかない方は是非、本学会の会員になっていただき、研修を受けていただければと思います。

これからはAIと共に改定情報から自施設に対応するアレンジをする新しい業務を行う時代へ移行します。そのためには改定情報の専門知識が重要になっていきます。そして、医科、歯科、調剤、介護が連携するため、幅広い知識が必要となるでしょう。PHRも加わり、予防もさらに追加されるでしょう。台湾ではAIやチャットGPTを用いたレセプトAI業務が始まっており、韓国ではすでに予防として健診を受けた患者は診療費用が割り引き軽減される仕組みで、保健と医療の連携ができております。これによって、健診受診率を引き上げることになります。AIが普及することで、日本はこれらの国と同様に進むか、別の道を歩むかはわかりませんが、少なくともAIの普及は間違いなくすすむでしょう。AIによって、医事課と経理課が統合し、1日毎の経営状況が分析される時代です。さらに連携について言えば、診察中に医師は歯科カルテ、歯科医師は医科のカルテ情報を閲覧し、海外のように情報共有する時代になります。おそらく20年後はもっと密接になっていくことは明らかです。

 新しい業務になりつつあるレセプトのリアルタイムマネジメントができる専門家がまさに職場内に必要になります。日本レセプト学会では、2019年に従来のレセプトの定義の前提が1か月前の過去情報の視点だけではなくなったことを反映し、レセプトは過去情報ではない国際標準化させるための再定義をしております。『レセプト管理論』、および出版予定の『レセプト管理学』で解説しております。少なくとも2点を把握する必要もあります。第1には国の目指すグランドデザインと勤務先の経営や国際事情を理解し、制度に強くなるとともに、常に最新の情報を把握し、医科歯科調剤介護の連携スキル、マネジメントや統合、業務提携などに備えて人脈作りと行い、経営分析のデータサイエンススキルを今のうちから上げておくこと。第2には、自らのレセプトの専門性を専門職団体から補強できる特権、つまり専門家団体へ相談できる特権を持つこと。レセプト管理士は、前者は日本レセプト学会で、後者には、レセプト管理士会によって対応していきます。そして、新設された医療管理士向けのDエグゼクティブクラブでは経営者支援として、全国初の第三者評価機構「一般社団法人日本医療福祉機能評価機構」の認定のための支援を致します。この評価機構の評価基準に、レセプト管理士、医療管理士あるいは同等以上の人材がいることと、明記されることになりました。これからは病院はもちろんのことクリニック、薬局や福祉施設における第三者評価が必要です。この評価を受けるためのプロセスに、経営向上の鍵があり特別な方法を有資格者にのみ提供致します。

今のうちから何をしておくべきかなどを本学会の国際学術大会や研修会などを通じて海外情報、国内情報から、様々な情報をくみ取り、日々研究を行っていくべきだと思っております。 どうか本学会に興味を持っていただき、あるいは医療管理士、レセプト管理士を目指していただき、私たちと共に激変する未来を上手に乗り超えていきませんか?変化をマイナスにとらえるのではなく、変化には多くのチャンスがあると思いませんか?本資格試験は、レセプト管理士は医科歯科調剤介護の4分野共通の新しい職業資格であり、検定試験ではありません。レセプトを管理する力を身に着けた最上位クラスの資格試験であり、医療管理士は厳しい時代の中で誕生した経営戦略家資格とも言えます。

医療管理士の資格試験は今回初回ですので、難易度がまだ定まっておりません、初回試験ですから受験する場合はチャンスであることは間違いありません。レセプト管理士は難易度が徐々に高くなっており、70%程度の合格率です。

 

 一般社団法人日本レセプト学会 理事長 大友達也

  

 

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