更新! 日レセ学会 理事長からの「レセプト管理士試験」メッセージをお読みください(試験に関する情報あります)(重要!)

  はじめまして、理事長の大友と申します。レセプト管理士という資格は、新しい職業資格であり、診療報酬をはじめとする各種制度等を予測し、経営判断できる重要な情報を熟知、活用、提案できる力をもった専門職です。DX化され情報のスピードが加速するなかで、まさに、これから必要とされる知識をもった専門家といえます。事務系のみならず、院長、他の医療、福祉専門職の方、医療系企業の多くの方が資格を持つことになると思います。この資格が誕生した理由は、これからの激変する医療、福祉の未来が明確にみえており、未来に必要になる重要な職が今存在していないことが明らかだからです。これからの大変革の時代皆様はどう切り抜けていきますか?変化に対応する専門の部署や専門の職員はいらしゃいますでしょうか?ここに関わる専門職が誕生します。少し、未来をみてみましょう。手作業の仕事はどんどんAIに任せていくことになり減っていき、作業的な仕事をする事務員は減り、逆に管理者や専門家はアメリカや韓国のように逆に多く必要になる時代になります。まず、業務に必要な知識が増え複雑化します。さらに医科、歯科、調剤、介護は連携し、融合化していく時代です。算定知識の横断的広域な知識が要求されてくることでしょう。
  例えば病院で勤務している方はこれまでは医科の算定方法だけを知っていれば、医事コンや電子カルテがあれば問題ありませんでした。
 しかし、これからは歯科の算定、調剤、介護まで連携してくるので幅広い知識が必要となるでしょう。PHRも加わり、予防もさらに追加されるでしょう。歯科医師や歯科事務は歯科の算定だけではなく、医科や介護などとの連携の知識が求められていくのです。歯周病と特定疾患の密接な関連が明らかになり、複雑な算定が想定されます。介護も調剤も同様に改定の度に連携する方向が強まっていますが、20年後はもっと密接になっていくことは明らかです。その下準備として、電子カルテ等の共有化もはじまり連携準備が整っていくことでしょう。
  日本の患者年齢の構成、健康寿命がこの状態から未来を推測すると、算定はどうなっていくと思いますでしょうか?DPC病院においても、歯科の知識や調剤の出来高算定知識、介護の知識は必要になるでしょう。医科歯科調剤介護は連携し、算定するのは何が大変なのか?それはすべての分野の特性を管理者、そして事務員が知っていなければならないという今まで以上の高度な知識をもたなければならないということ。そうでなければ正しい算定の選択ができないからです。算定作業は確かにICT、AIでコンピュータが処理してくれるのはありがたいことですが、算定の選択、判断、改定の都度考慮していくのは、管理者であり、経営者となります。
  厚生労働省では、労働力人口の減少について、各医療機関や福祉施設は深刻な人材不足が生じ、さらに働き方改革も行うため、このままでは経営が厳しくなることを予測しており、ロボット等の導入はもちろん、効率化をすすめるため、医療法人と福祉法人の合併、統合、業務提携にまで言及しています。さらに、経済産業省の情報から、日本は医療の国際化をアウトバウンドでも探っております。国際化を促そうとすれば、国際対応加算といった加算も多種多様な形で本格的に始まっていく可能性も否定できません。重要なことは、今後、診療報酬をはじめとする点数、単位の算定の専門業務をしている方は、ICT、AI化で楽になることを享受する一方で、医科歯科調剤介護が密接になり、連携し、複雑化するため、高度な知識が必要となり経営が難しくなることを意識しているかどうかということです。
  部屋の掃除で例えるなら、自動お掃除ロボットが部屋の掃除を自動的にしてくれても、部屋に次々と脱ぎ捨てた服やごみが散らかっていると掃除ロボットが動きませんので、人手でロボットが動けるよう掃除ロボットのための掃除が必要になりますし、掃除ロボットを動かす設定も必要です。脱ぎ捨てられた服などを4分野の連携、国際化、情報化といったものに置き換えてみて想像してみてください。施設・組織も合併、統合、連携、DX化などが次々と考えなけばならない波が押し寄せてきます。特に制度の変化は大きなものとなりますので、制度への対応、予測が重要になりますが、そういった対応の部署、専門家は職員におりますでしょうか?複雑な算定をするには、確かに優秀なソフトウエアがあれば、コンピュータでOKですが、経営判断は人です。責任を持つのはソフトウエアではなく人です。自分の施設が何をする、何の専門機関であるか、より明確にする必要もあるでしょう。経営管理者、管理者クラス、事務管理者等では総合的な判断、責任を伴う難しい判断が伴い、そのために必要な知識、専門性を迫られることになります。経営者や管理者のような方は、制度やレセプトを理解していなければ、経営ができないため、高度な知識を手に入れる必要が生じるでしょう。
 悩ましいこととして、国際化も高齢化も情報化(DX化含む)も、これら3つは確実に同時に進行しているということ。どれかひとつだけ進むということはなく、すべてがほぼ同じタイミングでくるでしょう。このような激変する時代にあれもこれも対応できるのでしょうか?今から様々な知識レベルでの準備をしておかなければ、急には対応できないことが予想されます。これらの負荷は経営、管理事務系に多く発生しうることで、大変なことになるだろうと思います。
  レセプトのマネジメントができる専門家がまさに院内に必要になります。制度の変化は日本の場合、ほとんどが診療報酬等の点数に表現されるからです。そのような存在になるには、2つの道があります。第1には国の目指すグランドデザインと勤務先の経営や国際事情を理解し、制度に強くなるとともに、常に最新の情報を把握し、医科歯科調剤介護の連携スキル、マネジメントや統合、業務提携などに備えて人脈作りと行い、経営分析のデータサイエンススキルを今のうちから上げておくこと。第2には、自らのレセプトの専門性を専門職団体から補強できる特権、つまり専門家団体へ相談できる特権を持つこと。レセプト管理士は、前者は日本レセプト学会で、後者には、レセプト管理士会によって対応していきます。
  付け加えて本学会では、国内の点数変化をみるだけではなく、国際化に着目し、医療のアウトバウンド、インバウンドに絡んだ算定、日本より一歩先をすすんでいるICT,AI、マイナンバーを医療や福祉に導入した国の状況、特に経営管理、事務系の仕事の変化を施設見学等を行い常に意識しております。まだ先のことと思う方は再認識するべきです。中国ではすでにロボットが働いている病院があり、韓国の事務は管理者主体のフォーメーションになっています。AIの技術はかなり進んでおり、医師事務作業に関しては医師の話す音声は正確に文字に変換される技術も生み出されており、人ではないAIのような存在に次々と代替される可能性が見えてきております。世界一平均寿命の長い日本の医療を海外で輸出するには、どうしたら良いかといったことは、新成長戦略としてもちろん成り立つわけですが、もし、それを本格的に実践するとしたら、国内の医療福祉現場はさらに激変することでしょう。ご承知の通り、すでに海外医療機関と提携している医療機関が増えていますが、大都市だけではなく地方の人口の少ない地域こそ経営が厳しく、国際化、合併、連携など難しい判断のもと取り組みが必要になります。国の方針や今の人口構成からみて、医療福祉全分野は急激な変換の時期に突入しようとしているのです。今のうちから何をしておくべきかなどを本学会の国際学術大会や研修会などを通じて海外情報、国内情報から、様々な情報をくみ取り、日々研究を行っていくべきだと思っております。
  どうか本学会に興味を持っていただき、あるいはレセプト管理士を目指していただき、私たちと共に激変する未来を上手に乗り超えていきませんか?変化をマイナスにとらえるのではなく、変化には多くの経営チャンスがあると思いませんか?
 本資格試験は、医科歯科調剤介護の4分野共通の新しい職業資格であり、検定試験ではありません。レセプトを管理する力を身に着けた最上位クラスの資格試験であり、経営・管理する職業名として定着していくことでしょう。いずれレセプト管理士が点数に組み込めるようにしたいと思います。本試験はこれから一定の水準の難易度にしていきますが、初回試験につきましてはまだはじめたばかりですので、難易度を低くし、合格しやすいものにしております。受験者にとって初回試験はチャンスだと思います。試験範囲が狭いこともあり、1か月ほどあれば十分に試験対策は可能です。是非、受験を検討してくださますようお願い申し上げます。

一般社団法人日本レセプト学会 理事長 大友達也

 

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